サンライズ・イン・リヴァーランド [ インサニア ]
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点数…85
スウェーデンのメロディックスピードメタルバンド、インサニアの2ndアルバムです。
どうもB級感が漂っていますが、ことクサメロというものを追い求めると、Insaniaは避けて通れないバンドです。
1stの「World Of Ice」も光るメロディーがありましたが、今作もクサメロが随所に発見できます。
特に2曲目の「The Land Of The Wintersun」は素晴らしいメロディーです。
今でもクサメロ愛好家がInsaniaに期待しているのはこの曲があったからでしょう。
クサメロでありながら涙を誘うようなスペクタクルがあります。
最後で合唱になるのもよいですね。
問題なのは数曲で有名バンドの曲をパクってんじゃないかというところですね。
有名なのが「Eagle Fly Free」に似たメロディーが聴こえてくる「Heading For Tomorrow」。
「Dangerous Mind」の最後もかな。
あと表題曲の「Sunrise In Riverland」のサビの入り方も怖いです。「Man On A Mission」に似てて。
こっちがなんかヒヤヒヤしてきます。
影響を受けているのはよいのですが、あまりに似すぎると敬遠したくなる人もいると思います。
アルバムとしては全体的に似た印象の曲が多くなっています。
特に後半はそこそこ速いテンポで、サビがそこそこキャッチーで、という曲ばかり。
曲単位で聴くならばよいのですが、アルバムとしての流れはあまりないように思います。
2曲目で合唱が入れられたのですから、他の曲でも積極的に取り入れてみるとよかったのかもと思います。
特に好きな曲は、
「The Land Of The Wintersun」、「Lost In Time」、「Time Of The Prophecies」。