Hammerfall「No Sacrifice, No Victory」

点数…83

スウェーデンのピュア・メタルバンド、ハンマーフォールの7thアルバムです。

すっかりベテランとなった彼らですが、今作も熱いピュアメタルを聴かせてくれます。

今作ではメンバーチェンジがあり、The Poodlesからギターのポンタス・ノルグレンを引き抜いています。
わたしはプードルズも好きなので複雑でしたが、BURRN!のプードルズのインタビューでは後腐れはなさそうだったので、よかったなあと思った覚えがあります。

鎧を着た見た目からは、あまりメロスピをやってそうな気がしない彼らですが、毎回結構疾走曲を作っています。
今作でもなかなかの疾走曲が含まれています。

それが10曲目の「One Of A Kind」。良いメロディーです。
サビではかなりキーが高くなりますが、ヨアキム・カンスのボーカルもさすがで、すんなり聴けます。
途中で静かになる部分が長いのはネックですが、それ以外はメロスピ好きにも受け入れられる1曲でしょう。

また、力強さを見せつける1曲目の「Any Means Necessary」も、Hammerfall節というか、彼らにぴったりの内容。サビの直前が一番盛り上がって、サビはおとなしめという構成は珍しいですね。

最後に収録のThe Knackのカバーである「My Sharona」は違和感なく聴ける内容。
まあ私が原曲をあまり知らなかったというのもあるのですが。

特に好きな曲は、
「Any Means Necessary」、「Legions」、「One Of A Kind」