Angra「Holy Land」

点数…83

ブラジルのメタルバンド、アングラの2ndアルバムです。

1stの「Angels Cry」がクラシックをメタルに取り入れ、メロスピのはしりのような感じでメタル界に衝撃を与えたと言われます。
それに続く2ndは民俗音楽路線でした。

表題曲の「Holy Land」なんかは典型で、リズムもポコポコと何の楽器で刻んでるんだろうと考えさせられます。
異国情緒にあふれていて、気分はまるで森の中です。

この路線は嫌いではありませんし、アルバムに1、2曲ぐらいあると格が上がる気さえしてきますね。
「Lullaby For Lucifer」は環境音楽にボーカルが乗っているような曲です。

全体的に変わった音作りをしており、コーラスのハモリも綺麗なのですが、「Carry On」のようなメロスピを期待してもなかなかそういった曲に辿りつけません。
「Nothing To Say」、「Z.I.T.O.」は比較的速いですね。

当時は速い曲を求めていたメタルファンが多かったのか、比較的、中古屋で見かけやすいアルバムです。
他のアルバムは並んでいないのにこのアルバムだけ複数枚並んでいたりします。

やはり前述の「Holy Land」はメロディーに不思議な魅力があって、たまに聴きたくなりますね。疲れている時によいかも。

特に好きな曲は、
「Nothing To Say」、「Holy Land」。