|
ワールド・オヴ・アイス[CD] / インサニア
|
点数…79
スウェーデンのメロディックスピードメタルバンド、インサニアの1stアルバムです。
見るからにクサメロっぽいジャケットが素敵ですね。
実際にこれまで既発の4枚のアルバムは全てにクサメロが含まれていて、その筋からすると割と信頼がおけるバンドです。
彼らからクサメロを取ったら何が残るんだろう、と思うぐらいです。
4thが出て以降10年近く新譜が出ておらず、公式のYoutubeなんかでは曲作りしている様子の映像が発表されていたのですが、それすら2年以上前とは…
まあそれはさておき、アルバムの内容です。
速さで勝負というよりも、そこそこアップテンポ程度の速さの曲が中心となっています。
メロディはなかなかの曲もありますが、あまり面白くない曲もちらほら。
そもそも洗練されている感じはしませんので、私のようなクサメロ好きは喜ぶのですが、クサメロについて何も知らない友人にこれをいきなり勧められるか？と考えると、ちょっと後回しにしたくなりますね。
この1stと、2ndのボーカルは同じ人です。音程やリズムはまあ取れているのですが（たまに怪しい）、どこか高音になると苦しそう。悪くいうと素人っぽさが目立ちます。
その後3rdからは新たなボーカルに交代します。交代後のボーカルはなかなかうまいと評価が高いので、判断としては正しかったように思います。
好きな曲は、
「Fire」、「Carried By Wings」、「Fire In The Sky」。
「Fire In The Sky」はボーナストラックですが、割とサビがよい曲。間奏になるといきなりどこかで聴いたような感覚が生じます。