Twilight Force「At the Heart of Wintervale」


点数…89

スウェーデンのシンフォニックパワーメタルバンド、トワイライト・フォースの4thアルバムです。

アドヴェンチャーメタルバンドを標榜するシンフォニックメタルの期待株で、私が聴いたのはこの4thが初めてですがかなり今後も期待できそうなポテンシャルを持っていると感じました。日本盤も出ています。

いかにもコテコテなパワーメタルっぽさを期待させるジャケットの絵がまたいいですね。
全部で8曲入り。本作から3曲をシングルで出しているようで、「Twilight Force」「Sunlight Knight」「Skyknights of Aldaria」がそれにあたります。

1曲目も飾っている「Twilight Force」は突然疾走開始して冒険世界へと誘われます。バンド名を冠しているだけあってかなりメロディーが充実。AメロBメロからしてすでにクサいという希有な曲です。6つのクリスタルとかのファンタジックな要素も充実しています。

「Sunlight Knight」はゲーム音楽のような軽快なイントロで始まり、サビではクワイアとの掛け合いで盛り上げてきます。締めのクワイアが気持ちいい疾走曲ですね。
「Skyknights of Aldaria」は力強いコーラスが魅力。Cメロなど特に重厚で、最後のサビにも力を与えています。

インストの「A Familiar Memory」は優しい小曲で、それ以外はシングル以外も疾走曲ばかり。

表題曲の「At the Heart of Wintervale」はメロディーに希望が詰まっており、サビの明るさは代表曲になれそうなほど。サビの終わりなどはお約束なメロディー運びですがいいものはいい。
ストリングスがしなやかでおっと思わせる「Dragonborn」も速めではありますが、構成に工夫があって楽しめます。やはりアルバムにはこうした曲が1曲はほしくなるものです。

4曲目の「Highlands of the Elder Dragon」と最後の「The Last Crystal Bearer」が10分超えの大作です。前者はピアノを入れたりして緩急を付けたり、切れ味鋭いギターソロがあったりと展開がめまぐるしく変わります。後者は締めの1曲だけあって壮大さは本作でも随一。映画音楽のような勇壮さと明るさを兼ね備えています。

評判がよかったので購入しましたが期待通りの良い内容でした。できれば今後の活動でもこの路線を維持してもらいたいです。

特に好きな曲は、
「Twilight Force」、「At the Heart of Wintervale」、「Dragonborn」「Sunlight Knight」

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