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点数…85
ブラジルのパワーメタルバンド、バーニング・イン・ヘルの2ndアルバムです。
ブラジルからは勢いのあるバンドが次々と出てきますが、数作で音沙汰なしになることが多いです。このバンドも本作以降はまた活動しているのかしていないのかわからない状況になっていますね。
ギターを担当していて後に脱退しているチアゴは、ギター速弾きのギネス記録でも話題になりました。これは私の記憶にあったので書くにあたって確認のためにネットで検索したら、Wikipediaには日本語版で彼のページがあったりするので驚きました。
本作は日本盤がSOUNDHOLICから出ていました。絶対にメロスピだろうと思わせるジャケットの絵がいいですね。
「Indian」と付いた曲が2曲入っているあたりで民族音楽路線なのかと思いきや、かなりストレートなメロスピです。特にギターが至るところで弾きまくっていますね。「The Waterfalls」はサビがまさにブラジルのバンドっぽいメロディーなのですが、バックがひたすら速く流れていくという不思議な感覚を味わえました。
全体的に速い曲ばかりです。「Medusa」はその速さもさることながら飛び跳ねるようなギターソロのメロディーラインも聞き逃せません。歌メロもなかなかの水準で「Never Surrender」は哀愁も含んだサビが美しいです。オーオーというコーラスがまた感動を呼びます。
コーラスと言えば「Save The Queen, Save The King」は追いかけてくるような豊富なコーラスも楽しいですし、ボートラを除けば最後の「Goddesses Of Fate – Part. II」は合唱になっていて壮大です。
「Code Of Honour」はサビかと思ったらBメロで、後に本当のサビが来る構成はDragonforceを思い起こさせます。
疾走多めでハモリも多いのが好ましい1枚でした。
特に好きな曲は、
「Never Surrender」、「Save The Queen, Save The King」、「Code Of Honour」、「Goddesses Of Fate – Part. II」。