Missa Mercuria「Missa Mercuria」

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(オムニバス) ミサ・マーキュリア [CD]
価格:2165円(税込、送料別) (2020/10/30時点)

点数…76

メタルオペラプロジェクト、ミサ・マーキュリアの1stにして今のところ唯一のアルバムです。

ストーリーはカリン・フォルストナーという人の話に基づいているようです。私はあまり話に興味を持たず、メロディーがよければいいよ派なので、ストーリー面での言及は避けます。神々と人類とかの話みたいですね。

ドイツのバンドを中心にメンバーが招集されています。
プログレメタルバンドのVanden Plas、パワーメタルのPink Cream 69、メロスピでも名盤を残すSilent Forceなど。
デニス・ワードやアレックス・バイロットなど、この界隈での有名どころの名前が出てきます。

ボーカルはストーリー上の役柄に沿って大勢が起用されています。D.C.クーパーやデイビッド・リードマンら実力派男性ボーカルに加え、Edenbridgeの女性ボーカルであるサビーネ・エデルスバッカーの参加も嬉しいところ。

内容は特にメロスピ曲があるわけでもなく、まあ全体的に速さはそれほどでもないですね。
速めの曲では序盤の「Divine Spark (Firegod)」なんかはD.C.クーパーが歌っていることもあってSilent Forceっぽさが凄くて、あちらのアルバムに混ぜてもわからないんじゃないかと思うぐらいです。

一方「Spirit Of Wisdom (Airgod)」という曲も速めですが、こちらはVanden Plasのボーカルであるアンディ・クーンツが歌っています。あまりVanden Plasっぽさはないですね。ボーカル自体はさすがにうまいです。

全体的に複数ボーカルで歌われる曲が美しく、そちらに重点を置いて聴くと良さそうなアルバムかと思います。

女性ボーカルがハーモニーを紡ぐ「Missa Mercuria」、もの悲しいピアノと切々と歌い上げるボーカルが魅力の「The Fairytale Of Truth」、男女混声バラード「Farewell For Love’s Sake」などはかなり良質です。

ところどころにプログレのシンフォニック・ロックのような旋律も入ってきて、あちらも割と好きな私としては嬉しくなりました。

好きな曲は、
「Divine Spark (Firegod)」、「The Fairytale Of Truth」、「Farewell For Love’s Sake」