Firewind「Forged By Fire」

点数…72

ギリシャのパワーメタルバンド、ファイヤーウインドの3rdアルバム。

ボーカルがチティ・ソマパラに交替していますが、彼も2年ほどで脱退。アルバム単位だとこのアルバムのみの参加でしょうか。
次作からボーカルはアポロ・パパサナシオに交替します。私のブログはアポロの名がやたらと出てきますね。

チティ・ソマパラはなかなかパワフルで上手いボーカルです。
ギターのガス・Gもこれまで以上に引きまくっており、そこら中でズドドドと聴こえます。

今作からキーボードにボブ・カティオニスが加わっていますが、キーボードの音色自体があまり聴こえません。ギターがセールスポイントのバンドだけに致し方ないのかもしれませんね。

ボブ・カティオニスは結構名前を聞くなあと思っていたのですが、所属バンドでは最も有名なのがこのFirewindですね。ですからゲスト参加した作品で名前を聞いたのだと思います。Power Quest、Pathfinder、Magic Kingdomの作品にゲストで関わっていました。ちなみに彼は一部で評判のStar Queenのキーボーディストでもありました。

さてアルバムの方なのですが、正統派寄りのバンドであるという認識の通り、今作もそんな感じの力強いメタルです。
メロスピ要素がどんどん希薄になってきていて、速い曲があるということ以外は、あまりメロスパーと相いれないのではないでしょうか?

「Kill To Live」とか、歌メロよりもギターの方がメロディアスです。タイトル連呼系のサビが多いのも気になりますね。
正統派もいけますという人は買って損がないのでしょうが、私のような基本的にメロスピのみという人が買うと、あまり魅力に気づけないのではないかと思います。

好きな曲は、
「Tyranny」、「Escape From Tomorrow」