Allen-Lande「The Battle」

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CD/アレン・ランデ/ザ・バトル
価格:2380円(税込、送料無料)

点数…84

アレン・ランデはSymphony Xのボーカルを務めるラッセル・アレンと、Masterplanで知名度を上げたヨルン・ランデのツインボーカル体制のバンドです。

今作が1stで、この時はギタリストのマグナス・カールソンのソロ活動として始まっていました。楽曲も彼が手がけています。
マグナス・カールソンはLast Tribeでの活動を経てこのバンドに注力、Primal Fearなどでも活躍しつつ、のちにアレン・ランデからは脱退しています。
現在は元Stratovariusのティモ・トルキが加入しているのが驚きです。

両ボーカルは声量とパワーもあることで知られており、その技量については不安の声は聞かれません。

Masterplanは言うに及ばずメロパワ路線ですが、Symphony Xはプログレ寄りなんじゃないの?とも思っていました。
ただ曲作りを行うのがマグナス・カールソンであるため、ややLast Tribe寄りの音楽に2人のボーカルが乗るという感じです。Last Tribeはプログレメタルでもあったと思いますが、今作ではプログレ風味は特に感じられません。

ただ典型的メロスピというわけでもなく、出来の良いハードロックと言った方が近そうですね。

元気が湧いてくるような「Come Alive」や哀愁系の美メロが堪能できる「Truth About Our Time」、ちょっと北欧メタルっぽいメロディーの「My Own Way Home」など中盤に好きな曲が多いです。

Last Tribeの「Black Widow」クラスの速い激メロ曲があるとなおよかったのですが、全体的に佳曲ばかりであり、気に入った方はこのバンドから各関連バンドへ手を伸ばしてみてもよいのではないでしょうか。

特に好きな曲は、
「Wish For A Miracle」、「Come Alive」、「Truth About Our Time」、「My Own Way Home」