ギャンブリング・ウィズ・ザ・デヴィル [ ハロウィン ]
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点数…86
ドイツのベテランメタルバンド、ハロウィンの12thアルバムです。
なんか凹凸のあるCDジャケットでしたね。
前作の「Keeper Of The Seven Keys: The Legacy」が2枚組でかなりのボリューム作でしたが、今作は1枚。
ですが内容はボーナストラック含めて13曲で、足りない感じは全くしませんでした。
前作は長尺曲が多かったのに比べて今作は長くても7分ほどのが2曲。
私はメタルで長尺曲聴くのがそれほど好みでないため(曲にもよりますが)、各楽曲が短めにまとまっているのは好印象でした。
Helloweenの名曲は数あれど、今一つ私のツボにくる曲が少なく、アルバムも熱心に集めているというわけではなかったのですが、今作は紛れなく良質と感じました。
2曲目の「Kill It」はサビ以外のメロディーが良いという意表を突く内容でした。
続く「The Saints」、これは個人的にHelloween曲の3本の指に入りました。あまりHelloweenを多く聴いてない私が言うのもなんですが。
イントロから疾走曲であるとわかり、嬉しくなりますね。
Bメロあたりから徐々に期待感が増していって、明るいサビに入ります。
非常に親しみやすいサビに加えて間奏のギターのハモリも爽快で、7分越えの曲ですが長さが気になりません。
マイケル・ヴァイカート作曲で、まだまだこういう素晴らしい曲を作れることがわかって安心。
以降も勢いのある曲が続き、「Paint A New World」「Final Fortune」などカッコ良いです。
マーカス・グロスコフが「Final Fortune」と「Heaven Tells No Lies」「We Unite」の疾走系の曲を作曲しており、今回メロディー面の貢献度がかなり高いですね。
特に好きな曲は、
「The Saints」、「Paint A New World」、「Final Fortune」、「We Unite」。