ティモ・トルキ/ヒム・トゥ・ライフ 【CD】
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点数…70
元Stratovariusのギタリスト、ティモ・トルキのソロアルバムです。
これが2ndということになるのでしょうか。
メロスピ要素はほぼなく、それどころかメタルというジャンルの外ですらあります。
ティモ・トルキが精神的に疲れていたことがこの時期はよく知られており、実際にセラピーを受けていたとインタビューでも読む事ができます。
気難しいイメージのトルキですが、そういうところは親近感がわきますね。
今作はゲストボーカルにマイケル・キスクと、Within Temptationのシャロン・デン・アデルが参加しています。
特にキスクの「Key To The Universe」での見事な歌唱は語り草となっています。
かなりキーの高い曲なのですが、Helloween時代も難しい曲を歌いこなしてきた彼だけあって、伸びやかな高音を聴かせてくれます。
ティモ・トルキ自身がボーカルで歌っている曲も多く、「Fresh Blue Waters」はちょっとカントリーっぽい仕上がりで心地よく聴けます。
困るのは「Father」で、どうも自身の父親とのことが歌詞になっているようですが、前半の歌い方がひどくて頭が痛くなります。後半は落ち着くんですけどね。ちょっと怖かったです。
ティモ・トルキに思い入れがあるか、キスクの「Key To The Universe」を聴きたい、という人に勧めるアルバムです。
好きな曲は、
「Now I Understand」、「Fresh Blue Waters」。