ミラー・オブ・ソウルズ [ シアクラシー ]
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点数…87
アメリカのメロディックスピードメタルバンド、シアクラシーの2ndです。
もともとボーカル他いろいろこなすマルチプレイヤーのマット・スミスのソロプロジェクトとしてスタートしていましたが、専任メンバーの加入によりバンドとして現在は活動しています。
マット・スミスの声質は割と軽めで、メロスピ向きと言えばそうですが少し線が細い感も否めません。
その分サビではハモリを厚めにすることで補われています。
Aメロ、Bメロ、サビとくる曲の流れにおいて、Bメロの時点でそこそこの良メロを投入してくるのがよいですね。
ふーむ、こういうサビかな、と思ったら後に本当のクサメロのサビが控えているというのは嬉しくなります。
逆にBメロかと思ったらサビだったりするとがっかりなんですけど。
ボーナストラック含めて全9曲。少ないように思えますが、8曲目の表題曲「Mirror Of Souls」が22分越えの大曲なのですね。
日本盤のボーナストラックは「Wages Of Sin」。
Aメロから早口なのですが、サビで落ち着いた美メロに変貌するという曲構成。テンポは一緒なんですけどね。
多段階の転調を駆使するかなりの良曲であり、なぜボーナストラック?と思っていましたが、どうも後からシングルでもリリースされたようです。
このバンドはクリスマスの時期に、たまにそれ用の新曲を公式サイトにアップしてくれます。
私もアルバム発売当時の1曲、「Rudolph vs. Frosty」を聴きましたが、アルバムに入れてもいいような出来でした。
たまにこういうサービス企画をやってくれるとうれしいですね。
特に好きな曲は、
「Tower Of Ashes」、「On Eagles Wings」、「Wages Of Sin」。