Balflare「Downpour」

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BALFLARE バルフレア / Downpour 【CD】
価格:2314円(税込、送料別)

点数…93

日本のメロディックスピードメタルバンド、バルフレアの4thアルバムです。

2004年結成で、各メンバーがSonata ArcticaやNightwish好きだったりしていますので、メロスピの方向に進むことはある意味必然だったのではないでしょうか。

ドイツのレーベルと契約して全世界向けにリリースしたこの4thアルバム。
これが実にいいのです。

もともと何をきっかけに購入したのかはよく覚えてないのですが、試聴したのを聴いたか何かで、これは欲しい!となってネットで注文していましたね。

日本のメタルって、ギターのテクニックやボーカルのハイトーンは多くのバンドでセールスポイントになってる印象があるのですが、キーボードがキラキラというのはあまりないような気がしていました。Galneryusぐらいでしょうか。

ですがこのBalflareはキーボードがイントロから奏でまくっていて、荘厳な雰囲気を作り出すのに大いに貢献しています。

もちろん他の楽器隊もかっちりと堅い演奏ですし、ボーカルもキーの高い曲を歌いこなしています。英語詩ですが聴いていてさほど違和感はありません。コーラスの入り方も申し分ないですね。

全編ほぼ疾走曲であり、しかも哀愁系クサメロというかなりツボを押さえた内容です。
各曲のイントロがどれも美しく、キラドコの疾走開始という幕開けばかりなのが何とも嬉しい要素です。

最初のインストに続く2曲目の「Before The Dawn」が珠玉の出来で、AメロBメロからすでにクサさを予感させるメロディーで、サビはハイトーンが活きたまさに劇メロ。世界のメロスピバンドとも競えそうですよ。

他にも物悲しく疾走するサビが魅力の「Unite」「Downpour」で泣きのメロディーをぶつけてきますし、頭に残るサビが繰り返される「Crave In The Drak」など魅力があります。

終盤はミドルテンポの曲も入ってきますが、コーラスを分厚くしてスケールアップしています。
最後を飾る「In The End Of Journey」は映画の終わりのような満足感を与えてくれる正統派メロスピ。

個人的には2012年のベスト盤はこのアルバムでしたね。

特に好きな曲は、
「Before The Dawn」、「Unite」、「Crave In The Drak」、「Downpour」、「In The End Of Journey」