Aldious「Defended Desire」

点数…70

日本のメロディックメタルバンド、アルディアスの1stシングルです。

なぜか今買おうとすると、中古でもやけに値段が高騰していますね。

このシングルは3曲入りですが、表題曲の「Defended Desire」と「灰の雪」はオリジナルアルバム未収録で、「Ultimate Melodious」はバージョン違いがアルバムに収録されたそうです。

ガールズメタルバンドということでも話題性はあるのですが、何よりもまずその見た目がギャル系であることで注目を集めました。
BURRN!にコラムも持っているとのことですし、彼女らのインタビュー記事があるときは、紙面が華やかになっていいと思います。

内容ですが「Defended Desire」と「Ultimate Melodious」が疾走曲。
「灰の雪」はミドルテンポで聴かせるタイプの楽曲です。

「Defended Desire」は女性ボーカルでありながらもあまりキーが高くなく、全く無理して歌っている感じはしません。その分聴きやすいとも言えますが、曲自体の盛り上がりも減退したかの印象を受けました。

サビ直前までの運びは堂に入っていて、さあサビだというところなのですが今一つ乗り切れないところがあります。
演奏は特に破綻なく聴きやすいです。ギターソロは意外なほどに(?)うまく、ツインギターのハモリも聴かせてくれます。

「Ultimate Melodious」(究極の美旋律)とは、バンド名Aldiousの由来になった語句であるそうですね。
それをタイトルにした曲ということでこちらの期待も並々ならぬものがあったのですが、結構地味なサビです。
音階が下がっていくサビなので盛り上がるのが難しいのかと思います。

「灰の雪」、外見とはとくにマッチしていない、どこか儚さを感じさせる楽曲です。曲としてはよくまとまっていますがこの路線は先駆者がたくさんいると思うので、あくまで、こういう曲もできますよという程度にした方がいいのかも。

ということで、サビの扇情力がどれだけつくかが、メロスピ好きの支持の如何に直結すると思います。今後に期待ですね。

好きな曲は、
「Defended Desire」