IV【中古】
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点数…75
ドイツのハードロックバンド、ジェイデッド・ハートの4thアルバムです。
メタルバンドなのかそうでないのかよくわからなくなってきました。
RUBICON MUSICから数枚日本盤が出ていますが、そこではメロディック・メタルとされていますので、このブログで書いても大丈夫でしょう。
いずれメロディアス・ハードのアルバムについても書くかもしれませんし。
このアルバムでボーカルを務めるのはマイケル・ボーマン。
彼の切れ味のあるボーカルがかなり魅力的で、アップテンポな曲もバラードも歌いこなせる実力者として貢献していました。
そんな彼も脱退してしまい、現在は後任ボーカルが務めていますが、むしろアルバムのクオリティは上がっているとの声もしばしば。
現在のメンバーはInsaniaにも籍を置くピーター・オストロスがいたり、ドイツ在住の日本人マサ・エトウが加入していたりします。
アルバムの内容ですが、さほど速い曲は多くなく、メロディアスハードロックにカテゴライズされる内容です。
落ち着いた内容で浮き足立たずに聞く事ができますが、もうちょっと速い曲が多いと私としてはありがたい。
コーラスもいかにもメロハーな歌い方なので、そちらに慣れている人は違和感なく聴けるでしょう。
そんな中でかなり気に入ったのが「Under The Sky Of Africa」と「But I Like It」。
前者はアルバム1曲目を飾っている、テンポの速い曲。
タイトルからしてスケールの大きさを予感させる通り、サビの前にギターの溜めが入り、土臭さと空の広がりの両方を感じさせるようなサビに突入します。名曲。
後者は速さは中程度ですが、コーラスが分厚く入っていて聴き応えがあります。最後の転調も嬉しいですね。
特に好きな曲は、
「Under The Sky Of Africa」、「But I Like It」、「Easy Lover」。