Within Temptation「Mother Earth」

点数…75

しばらくブログを書いておりませんでした。すみません。今後もたまに書いていくようにいたします。

今作はオランダのゴシック・シンフォニックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションの2ndアルバムです。

日本でも人気があるバンドで、支持層も拡大してきているようですね。
私は今作以外は4枚目の「The Heart of Everything」も聴いたことがあります。あちらのアルバムはそこそこ激しい曲もあって、メロスピ好きでもわりかし聴けるアルバムという印象だったのですが、この2ndアルバムは全編通してスローテンポの楽曲が中心です。じっくり聴かせるアルバムということなのでしょうか。

全編通してスローテンポで、バラード曲も多いので、速さがないと困るというメロスパーの方にはあまり向いていないアルバムであると思います。私も半ばこのタイプではありますが。

このバンドの目玉というと、女性ボーカルのシャロン・デン・アデルの歌声でしょう。「The Heart of Everything」では力強い歌唱となりましたが、今作の時点では若いというか、幼さすら感じられる声です。短期間でずいぶんと変わるものです。いずれにしても歌は上手ですから安定して聴けますけどね。

バラードに特化した「Our Farewell」、「Never Ending Story」や「In Perfect Harmony」などはいいですね。どことなく癒やされます。

「The Promise」のようにコーラスが美しい曲もなかなか。ただ8分もあって長いです。「Deceiver Of Fools」の途中や、「Dark Wings」の冒頭などで激しくなって、おっと思うのですが、今度は幼げな声質が曲調に少しマッチしていないようにも思えて複雑。

個人的に好きなのはタイトル曲であり1曲目でもある「Mother Earth」。イントロから民俗風でもあり、クワイアも入ってくるというおいしい要素が満載。終盤の男声コーラスもまた神聖さがあって厳かです。

好きな曲は、
「Mother Earth」、「The Promise」