AINA「Days of Rising Doom」

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Days of Rising Doom【中古】
価格:7416円(税込、送料別) (2019/3/4時点)

点数…73

複数国にまたがる多くのメタルアーティストが集結したプロジェクト、アイーナの唯一のアルバムです。

AVALONから日本盤が出ていましたが、これが2枚組でCDケースも分厚いというなかなか豪華な仕様。ただ2枚目は1枚目の楽曲のバージョン違いがほとんどで、そこまでお得というわけでもありませんでした。今は中古でも価格が高騰気味ですね。

中心人物は元Heaven’s Gateのロバート・ヒューネケ。いろいろなバンドで名前を聞くミロもいます。
本作で語るべきはやはり豪華なゲストについてでしょう。何人かを列挙するだけでも凄そうだというのを感じていただけると思います。

ボーカル以外ではデレク・シェリニアンにイェンス・ヨハンソン、トーマス・ヤングブラッド、サシャ・ピート。
ボーカルが凄く、マイケル・キスク、トビアス・サメット、トーマス・リトケ、オラフ・ヘイヤー、アンドレ・マトス、マルコ・ヒエタラ、シモーネ・シモンズ、キャンディス・ナイトまで参加しています。
ロバート・ヒューネケとミロとサシャ・ピートとオラフ・ヘイヤーの名前が揃うと、何かを思い出しませんか。そう、Luca Turilliのソロです。これに気づくと、このAINAも私好みのシンフォニックメタルを聴かせてくれるのではないかと期待してしまいます。ですがLuca Turilliの曲とは結構隔たりがあります。

ここから楽曲の話になりますが、シンフォニックメタル感は期待したほどありません。終盤の「Oriana’s Wrath」では冒頭からなかなかいいコーラスが入ってきます。せっかく呼んだボーカル勢を目立たせたいのか、コーラス自体が少ない曲も多いですね。「Revelations」「Rebellion」などでクワイアが聴けます。

テンポが速めの曲が多いのは好ましいところですが、クサさが全体的に不足。印象に残りそうなメロディーが少ないために、あまり繰り返し聴く気になれませんでした。豪華メンバーがそろったわけですから、もうちょっとメロディーがよければなあと思わずにはいられない1枚です。

好きな曲は、
「Flight Of Torek」、「Beast Within」、「Oriana’s Wrath」。